何か読めば、何がしか生まれる

純文学からラノベまで、文芸メインの読書感想文です。おおむね自分用。

2015-07-31から1日間の記事一覧

夏目漱石『彼岸過迄』の感想

最初に出てくるのは敬太郎だが、意味上の主人公は須永と言っていいのではないだろうか。各短編で、敬太郎は見たり聞いたりしているだけで、主体的に物語を牽引しているわけではない。その辺りが却って面白かった。

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