既に書いてきた通り、ミステリは幾つか読んできたのだが、その殆どが殺人事件を扱うものだった。いつのまにかそれが当然のように思えており、いわゆる“日常の謎”を扱う類の作品は敬遠していたのが偽らざるところである。本作もそこに属すため、手が伸び難か…
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