何か読めば、何がしか生まれる

純文学からラノベまで、文芸メインの読書感想文です。おおむね自分用。

ライトノベル

ほしおさなえ『活版印刷三日月堂』の感想

1つ前の『終業式』と同じように、Twitter上で言及されているのを複数回見て、たまには最新刊を読もうと思い手に取った。活版印刷を営む若い女性を中心に描かれた連作短編集である。

新城カズマ『サマー/タイム/トラベラー2』の感想

間が空いたが2巻についても述べよう。1巻については以下のリンクから。 まずはあらすじを述べる。 花火大会3日前の放火は、大事には至らず済んだ。しかし、「ぼく」――卓人(たくと)達がアジトにしている喫茶店〈夏への扉〉には、またも放火犯によると思われ…

新城カズマ『サマー/タイム/トラベラー1』の感想

刊行から数年後に入手し、5年以上積読にしていたものを、不意に読みたくなって引っ張り出してくる。なぜ今そんな気になったかというと、新海誠氏の新作映画のせいかもしれない。それか、Twitterを始めてフォローしたアカウントの幾つかがSF好きだったからか…

今野緒雪『マリア様がみてる』の感想

お姉さまと下級生の関わりが主題となった物語だが、同性愛的な色彩はそれほど濃くない。2人の交流は、ピアノを連弾したりダンスの練習をしたりと、まことに優雅な感じで進んでいく。色々なタイプのお嬢様の誰も過度に耽美に描かれることはなく、声を荒げたり…

乙一『さみしさの周波数』の感想

いくつかの短編を収録しているが、ミステリーなのかと問われたらどうも違う気が。話の内容は旅の途中で読むのにうってつけなジュヴナイル?