何か読めば、何がしか生まれる

純文学からラノベまで、文芸メインの読書感想文です。おおむね自分用。

おーなり由子『てのひら童話1』の感想

おーなり由子は、少女漫画雑誌『りぼん』に連載をしていた漫画家である。さくらももこ『ちびまる子ちゃん』の、割と初期の頃の巻に寄稿していたと思うので、連載時期としてはそれくらいの頃だったのだろうと思う。本書は、そんな作者によるオムニバス形式の…

三代目魚武 濱田成夫『駅の名前を全部言えるようなガキにだけは死んでもなりたくない』の感想

作者の長い名前は、自身が兵庫の寿司屋の三代目として生まれたことによるという。“自分を讃える作品”をキーワードに制作しているということで、“オレ様”感あふれる詩が多い。頻出する語を挙げると、「君のスカートの中」「チャーミング」「チューイングガム…

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