2015-06-24 島田雅彦『僕は模造人間』の感想 小説 日本近現代文学 高校生の頃、後輩が島田雅彦にハマっていたのを思い出し、手に取った。 三島由紀夫の存在 ひねくれものの『仮面の告白』または『人間失格』(この小説の初読時、こっちは未読だったが)か。最後の方で三島由紀夫が登場したし、作者の島田氏くらいの年代だと、三島は避けがたい存在だったのかもしれない。 感想 こういうことを考えたことはあるが、ここまで徹底したことは無い。そういう意味では確かに小説だ。 自分の意識・思考をしっかりと書かない(いつも「自分は~の人間だ」という規範に留まる?)ことによる行動の意味付け? という感じがする。 僕は模造人間 (新潮文庫) 作者: 島田雅彦 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1989/10 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: 498回 この商品を含むブログ (26件) を見る