前作は短編集だったが、今作は再び長編で、主観的には〈古典部シリーズ〉第2部といった趣がある。 いささかメランコリックな幕切れではあるが、あまり揚々としていても本シリーズらしくない。憂愁を内包して、彼らはどんな青春を送るのかを見続けたいと思う。
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