何か読めば、何がしか生まれる

純文学からラノベまで、文芸メインの読書感想文です。おおむね自分用。

2019-02-16から1日間の記事一覧

夢野久作『ドグラ・マグラ 上』(角川文庫)の感想

通常のミステリ(という表現も妙な気がするが)の埒外に位置し、ミステリというジャンル自体への批評性を備えたアンチ・ミステリで構成される“日本三大奇書”の1作である。角川文庫版の区分けに沿えば、上巻は概ね、作者による当時の精神科治療についての概説…