何か読めば、何がしか生まれる

純文学からラノベまで、文芸メインの読書感想文です。おおむね自分用。

安部龍太郎『血の日本史』の感想


(2003年4月読了)

 当時、『歴史読本』に関係する仕事をしていたので読んだ通史短編集。古代の時代から維新までの40数個の短編から成る。

概要

 断片的過ぎるので通史の勉強にはならないが、各時代の雰囲気を味わえるのは良い。「血の」と冠しているように、大抵は戦争か陰謀の話である。

所感

 歴史小説だが、なんだか新しい感じがするのは文体によるものか。女性一人称の話がたまに挿入されるのだが、それがどれも同じに感じられるところはある。  

血の日本史 (新潮文庫)

血の日本史 (新潮文庫)

 

 

 

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