2015-06-25 安部龍太郎『血の日本史』の感想 小説 (2003年4月読了) 当時、『歴史読本』に関係する仕事をしていたので読んだ通史短編集。古代の時代から維新までの40数個の短編から成る。 概要 断片的過ぎるので通史の勉強にはならないが、各時代の雰囲気を味わえるのは良い。「血の」と冠しているように、大抵は戦争か陰謀の話である。 所感 歴史小説だが、なんだか新しい感じがするのは文体によるものか。女性一人称の話がたまに挿入されるのだが、それがどれも同じに感じられるところはある。 血の日本史 (新潮文庫) 作者: 安部龍太郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1993/08/01 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (3件) を見る