何か読めば、何がしか生まれる

純文学からラノベまで、文芸メインの読書感想文です。おおむね自分用。

2015-07-26から1日間の記事一覧

夏目漱石『虞美人草』の感想

あまり「爽快」という言葉の似合わない漱石の作品群だが、 職業作家としての第1作となったこの小説は、勧善懲悪ものと言って過言でない作りになっている。悪役はもちろん藤尾とその母である。作者の脳裏には、クレオパトラなどのいわゆる“傾国の美女”があっ…

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