何か読めば、何がしか生まれる

純文学からラノベまで、文芸メインの読書感想文です。おおむね自分用。

長野まゆみ『夏至祭』の感想

(2003年2月読了)

 考えたら今の時期にぴったりな小説。少年と少年の夏幻想。

 宮沢賢治稲垣足穂を彷彿とする、明治・大正期の夜の色というか、そんな雰囲気が好き。谷山浩子の『まっくら森のうた』とかにも近いかな。

 旧字を駆使した文字使いも趣き深い。平野啓一郎に通じるところもあるか。メルヘンに違いないけど、種明かしは少し陳腐かも。

夏至祭 (河出文庫)

夏至祭 (河出文庫)

 

 

 

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