何か読めば、何がしか生まれる

純文学からラノベまで、文芸メインの読書感想文です。おおむね自分用。

小説

中川与一『天の夕顔』の感想

一人の女に命を捧げるという男の生き様は、ある意味ではうそ臭いものだが、それでも心動かされる。

村上龍『限りなく透明に近いブルー』の感想

東京都下の福生にある米軍基地周辺での、セックス・ドラッグ・暴力。イヤなシーンの連続。

村上春樹『風の歌を聴け』の感想

とりあえず女性にもてる、しかもそれを意に介さない主人公が好きになれない。そこまでクールにはなれないでしょ。

辻仁成『ピアニシモ』の感想

若者の彷徨&暴力と逃避って感じ。しかし、確かに福田和也の言う通り、二重影と「あの女→母」などの変化だけで再生を表すのは、だいぶ安易だろう。

長野まゆみ『夏至祭』の感想

考えたら今の時期にぴったりな小説。少年と少年の夏幻想。

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